2011/12/31

2011年を振り返って

今年は私の人生にとって、とても大きい出来事がたくさんありました。

東北の震災は、学生時代にすんでいた仙台周辺の、よく遊びに行ったりバイトに行ったりした海沿いの街が津波に襲われ、とても心が痛いです。

福島の原発処理にとどまらず、政治経済の低迷振りになんら対策なりなんらリーダーシップを発揮できない政治には、これほどまでに憤りを感じたことはありません。

そして、私自身としては、人生の大きなライフイベントがありました。


1つは11年間つとめた会社を辞め、外資系企業への転職です。

これは、長年心に抱いていた思いに加え、この先10年の自分の人生を考えに考えて選んだ大きな一歩です。

今ある環境に流されるのではなく、自ら大海原に漕ぎ出すつもりで、自分の将来に対して悔いのない選択が、ギリギリでしたができました。

たぶんこのチャンスを逃していたら、今もこの先もずーっと「ああしていたら」と後悔していたことでしょう。

すばらしい機会を与えてくれた人たちに心から感謝いたします。


2つめは、母が他界したことです。

10年近く前から何度か脳梗塞を発症し、晩年は寝たきりとなっていましたが、父が長いこと手厚い看護をしてきました。

その父も2年前に他界し、寂しい思いをしてきた母が、父の元に旅立ちました。

親孝行らしきことをしてこなかったことが唯一の後悔ですが、わずかでしたが孫と楽しくすごせる時間があげることができなのはせめてもの救いです。


両親を亡くし、ふと思うのが、とても恵まれた環境に育ててくれたという感謝の気持ちです。

今の職があるのも、少年時代に米国に暮らすことができバイリンガルという特殊技能を身につけさせてくれたおかげです。

そして、訪れたこともない東北の地の大学へ行くことを許してくれたことに感謝しています。ここでの生活、勉強、仲間が今の自分の人間力、技術力の基礎になっています。

本当にありがとうございました。


自分も3児の父親として、すこしでも両親が提供してくれたすばらしい環境を子供たちに提供できるよう、がんばりたいと思います。


それでは皆さん、今年一年色々とありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。

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