Google Meet に複数の新しい機能が追加されました。日本で紹介している記事はこちら。
いくつか便利機能が発表された中で、地味にインパクトが大きいのが、動画コンテンツの音声共有機能です。これは、昨今の新型コロナウィルスの影響で遠隔授業だったり、ビデオ会議をする上では非常に便利な機能で、待ちに待った機能です。
G Suite や、G Suite for Education を導入している組織では、Google Meet(つい先日までは Hangout Meet って名称だった)を使った Web 会議を頻繁に使っていると思います。
カレンダーで参加者を招待すると、会議の時間になったら招待メールにある Google Meet のリンクか、Google カレンダーの会議の枠に表示される Meet の参加リンクをクリックするだけで、Web ブラウザから簡単に Web 会議に参加できてとても便利です。Chrome ブラウザを使っていれば、プラグインを入れたりする必要はないし、パソコン自体になにかインストールする必要もありません。
Web 会議で何かプレゼンを行いたい場合は、右下にある「今すぐ表示」から画面全体か 特定のウィンドウを選んで、会議参加者に自身の画面を共有する事ができます。Google スライドとかでプレゼン資料を作っていれば、プレゼンテーションモードでプレゼンを行うことができました。このとき、今までだと例えば YouTube とか Google ドライブに保存している動画ファイルとかを再生したとしても、音声は相手側には送られず、あくまで自分のマイクの音が相手に届くだけでしたので、自身のパソコン上で再生される音を、マイクで拾って参加者に届けるということしかできませんでした。
ところが、今回発表された新機能の中に以下の記述がありました。
Present higher-quality video content with audio: Users now have the option to present a Chrome tab (instead of just presenting their window or entire screen). If you need to share high-quality video with audio content in meetings, select this option for the best experience for remote viewers. The “present a Chrome tab” feature is rolling out to general availability as of today.
つまり、今までは全画面かウィンドウを選んでいたところで、Chrome ブラウザの場合はタブを選択することができて、そのタブで再生している音声に関しては参加者に配信されることになります。
よって、遠隔授業などで先生が Google スライドとかで説明している中で、解説ビデオを表示したい場合、今までだと自身のパソコンのスピーカーから出力される音声を、パソコンのマイクで拾ってみんなに音を届ける、ということをしていたところ、今度は再生すればそのまま動画の音声が参加者に配信されるということになります。これはとても便利です。
その他にも、Zoom っぽいタイル表示だったりも追加されて便利になっています。G Suite や G Suite for Education を導入されている組織や学校では是非 Google Meet を使ったWeb 会議や遠隔授業をされることをおすすめします。
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