会社に対して思う事、感じていることなどのいわゆる意識調査みたいなやつだ。
前の会社でも同様の意識調査は行われていたが、取り組み方が違う。
今の会社の意識調査の結果は、会社として改善が行われる。処遇制度やキャリアパスなど、現行制度の多くは、意識調査の結果、改善されたり新たに導入されたりと、トップダウンで対応が行われる。
とても意味ある内容なので、多少時間がかかるが真面目に答える価値を感じた。
一方以前の会社の意識調査では、グループ会議の場で結果が共有され、他の部署や社内平均に比べて自部門はどうかなどの情報があたえられる。
そしてその結果を元に、どうやったら改善できるかを、現場で議論するという使われ方だった。
何年か前、やはり所属していた課は、事業部内でも、社内でも平均よりも低い数値。
しさもそんな状況が実は数年続いていた挙句、時はワークライフバランスをよくしようと言う風潮で、そのためにはどうすべきか?的な内容をグループ会議で話し合うことになった。
他の部署に比べ、予算達成するなど業績はいい部署だったが、組織構造上、拡販部隊との連携が悪く、チームメンバが疲弊していたので、自分なりの考えをその場で述べてみた。
- 毎年同じ結果で、自分たちで考えられる改善は試みているので、同じことの繰り返し。
- もっとトップダウンで改革をする必要はないのか。など。
具体的にどう言う内容だったか定かではないが、まぁこんな感じだったと思う。
で、この発言の直後に課長だったか、それに近い役職の先輩に言われたことが、とても印象深かったのではっきりと覚えている。
「○○は主任で役職者なんだから会社側の視点でもっと発言しなきゃだろ。」
おいおい、ちょっと待て。
意見を求められたから、会社をよりよくしようと考えて発言してるのに、否定するのはおかしくないか?
しかも、俺は確かに主任だ(った)けれども、会社側の視点という観点でいえば、組合員であって課長などの非組合員の会社側の役職者とは立場が違う。
どちらかといえば、平社員の後輩たちのリーダーとして現場で先鋒にたつ立場なので、経験的にも現場目線で一番会社の改善ポイントが目に付く立場ではないのか?
はぁ?何言ってるんだ?と呆気に取られ、怒りあらわに言い返してやろうと思った矢先に、よく飲みに行く先輩が私の表情の変化を察知し、いい意味で水をさしてくれた。
「意見を求めたのに頭から否定してたら誰も意見言わなくなりますよ。」
この後、この会議がどのように進んだか記憶はないが、その後ワークライフバランスが改善されたとは聞いていない。
多分こう言うことの積み重ねが、背中を押してくれたりもしてる。
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